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ページはすべて英国公刊戦史『エジプト及びパレスチナでの作戦』の第2巻第2分冊のもの。


・攻勢は軍司令官(アレンビーのこと)自身の着想によるものだった。前年の秋のようにイギリス政府による指示があったのではない。
(p.447)

・8月1日、アレンビーは秘密命令を各軍団長に個人的に発している。
第1段階の第21軍団(サーE.S.ブルフィン中将)5個師団による攻撃では、シャロンSharon平原を突破すること。
それから砂漠乗馬軍団(サーH.G.ショーヴェル中将)3個師団は歩兵によって開けられた隙間を通って平原を北に向かって進撃すること、テル・カルムTul KarmからNahr Iskanderune北の海までの線にわたって第21軍団の左側面を守ること、テル・カルム-ナーブルスTul Karm-Nablus道を経由してSebustiye(Samaria)に前進すること。
ナーブルスへの鉄道だけでなくメインのダマスカス-ティベリアス-ナーブルスDamascus-Tiberias-Nablus道を遮断することで、オスマン軍の通信にまたがることになる。できるだけ早く海岸の解放という最初の任務を実行した後、第21軍団はSebustiyeへ前進する砂漠乗馬軍団の支援のため1個師団を派遣すること、'Anebta東のテルカルム-ナーブルス道を打撃するため2個師団を派遣すること
砂漠乗馬軍団はそれから成功を拡大するため準備すること(1個師団は、あるいは(probably)ナーブルスに集中する道路を封鎖し、別の2個師団はハイファHaifaに向かって平原を前進する)。
それと同時に第20軍団(サーP.W.チェットウッド中将)の2個師団はナーブルス道にまたがって攻撃を準備すること。
(p.449)
地図見て確認しなくては…

・アレンビーはオスマンの3個野戦軍をナザレ、ハイファの北方の予備を合わせても歩兵2万6千、騎兵3千、火砲370門よりも多くないぐらいだろうと推定している。
(p.452)

・ナザレで捕獲された文書によればオスマン第22軍団の2個師団の1918年7月12日の戦力は以下の通り。
第19師団
総員(Ration Strength) 6457
歩兵(Rifle Strength) 2262
第20師団
総員(Ration Strength) 5600
歩兵(Rifle Strength) 1878
(p.452,注釈3)

・捕獲文書によれば、1918年9月8月時点でのオスマン3個野戦軍の総員(ration strength)は10万3千5百。一方イギリス軍は14万いた。
(p.454)

・9月9日、アレンビーは部隊命令第68号(メギッド作戦での作戦計画)を出した。詳しくはp.713-15に命令文書が載っているので参照のこと。「軍司令官ハ攻勢ヲ企図シアリ…」一文が長いよ!!
(p.455)




あれ? そういえばMAPが収録されてないぞ、これ。…なになに、マップはリプリントしませんでした!? ゴラァ!!! バカバカ!! Imperial War Museumのバカ! The Battery Pressのバカぁ!!!
別に『Military Operations Other Theatres: 1914-1918 Maps on CD Rom』を買わなきゃいけないみたい。しかもVistaとの互換性がないと!? Imperial War Museumは腹を切って詫びるべき!!!!!!




奇襲と戦力の急速な集中こそがアレンビーの作戦の真骨頂。それを支えるは厳格なるリーダーシップ。メギッド作戦では、前記によってオスマン軍の鎖骨を破砕し、立ち直させる暇を与えることなく戦果拡大した。おそらくこれが英語圏で高く評価されている理由。

そして彼の作戦は非常にイギリス的要素を多分に含んでいる。たとえば『米英軍常識』より、「思想・謀略戦の価値を高く評価し、組織的・系統的にこれを実施す。また謀略・特殊部隊を潜入せしめ、敵軍後方および占領地の破壊・擾乱勉む。」(p.322)あるいは、「奇襲を賞用し、攻防ともに目的達成の第一要件としあり」(同左)、また「物質威力を極度に重視し、特に航空・砲兵・戦車に依存する観念強く、突撃を軽視す」(p.323)などなど(突撃を軽視というのは誤解だと思うが)。

一方オーストラリア人は、「オーストラリアの気候・風土は住む者をして自ずから大陸的性格を具有せしむるにいたり、楽観かつ開放的にして、また比較的積極放胆の性格を培えり。而して、順境に立つや極めて勇敢なるも、逆境に立つや容易に士気喪失するの特性を有し、かつ一般に野卑粗暴にしてイギリス人はこれを劣等視し、本国軍との融和は必ずしも良好ならず。」(pp.10-11)

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