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ドイツ突撃部隊 2009.10.28 (水)
それらの協同の困難性により、移動弾幕射撃(rolling barrageはおそらく移動弾幕射のことだと思う)は、ソアッソンやゴルリッツ・タルノフでの固定弾幕射が915年のドイツ歩兵のために行われたのより、1916年のドイツ歩兵の行動を予期されることができなかった。縦深陣地の突破戦闘の大部分は攻撃する歩兵の仕事そのままとして残っていた。そして分散化された防御戦術に対抗するために、彼らは彼ら自身の分散化された攻撃戦術を促進しなければならなかった。
分散化のさらなる進展のある側面はフランス人が「浸透」と呼ぶものとなった。
Stormtroop Tactics: Innovation in the Germany Army1914-1918.p.66

先陣を切るドイツ歩兵の攻撃は火砲1600門に支援された。この空前の砲兵集中によってもたらされた荒廃は驚くべきものだった。しかし思いもよらぬ方法で、フランス防御の強化をさせてしまった。フランス歩兵は、潜るのにふさわしい塹壕はただ単にドイツ射手の明確な目標を提供するだけであると学んだ。ヴェルダンの月明かりの戦場において、防者は漏斗口(砲弾によるボコボコ穴)で、錯綜した森林の残骸の即席陣地で、荒廃した村の中の防備を強化された地下室で戦い始めた。このより効果的な縦深防御に対抗するため、彼らの進展に随伴する歩兵波(戦闘波といったほうがいいのか?)の成功を信じながら、突撃隊員は彼らの側面で起こっていることなどお構いなしに押すことを試した。ドイツ砲兵は歩兵の前方に砲弾のカーテンを落とす「移動弾幕」を使用することを始めた。実戦では、弾幕はしばしばとても早く移動したが。突撃隊はフランス防御網を貫いていった(penetrate、あるいは浸透していった)ので、彼らは必然的に防御網のいくつかを迂回した。そしてこれは「浸透戦術」の起源である。
German Stormtrooper 1914-18,p47.

上はベルダン戦での話。
書いている本人は英文を読みながら、ふむふむと分からないなりに理解しようとしているが、翻訳だけ読むと、これはひどい、となる…かなw
まだイマイチつかめてないけど、ドイツ軍は「浸透戦術」と自らはいっていない。移動弾幕射撃を独仏軍ともに同時期に採用している。連合軍の言う「浸透戦術」はヴェルダン戦の最中に生じていったもの。こんな感じか。ならブルシロフ攻勢は浸透戦術と言えるか?

「ブルシロフ将軍は1916年4月南西正面軍に任命されてガリツィアでの攻勢を計画したが、これまでのロシア軍攻勢の失敗をよく分析して準備した。まずオーストリア軍を混乱させるため攻撃準備射撃は計画的に行う。つまり砲撃はランダムに小休止をませてオーストリア兵が塹壕から出られないようにする。全線でこれと同じ砲撃の方法をとって主攻撃がどこかを悟られないようにして効果的に予備隊を使うのを妨げた。それから多くの線で自軍塹壕を墺軍塹壕から50mあたりまで掘り進め、速やかに前進できるよう前線近くに予備隊が置かれた。またオーストリア軍の塹壕モデルが作られてロシア歩兵はこれによって訓練した。航空写真などによる墺軍砲兵位置の把握などもなされた。」

自分が書いたWikiPの東部戦線記事から引っ張ってきた。ドイツ軍の突撃隊戦術と似ていると言えば似ているが、この“似ている”はイタリア軍の突撃隊の用法とも似ている部分。ドイツ軍の突撃隊戦術は移動弾幕射と毒ガス弾、包囲殲滅好きなドイツ軍作戦術との合致によってなされたものであるから、これはブルシロフ攻勢の方法とは違うと今の自分は考える。
洋書の『ブルシロフ攻勢』は(小部隊?)戦術レベルまでカバーしているんだろうか。カバーしているんだったら読み比べてもいいが…アジ歴の『臨時軍事調査委員月報第四十八号 露軍砲兵戦闘法ニ関スル諸教令』からみていってもいいかも。

「独軍はベルダン戦の攻撃に固定弾幕を躍進させることにより歩兵を援護する方法を用いたが、フランス軍の発案したこの方法はさらに進化したものである。ドイツ軍の方法は、弾幕を一陣地から一陣地に一挙に躍進させるものであったが、フランス軍の移動弾幕射撃は歩兵の前進間終始その前方に射弾幕を設けるものである。」
世界大戦の戦術的観察 第2巻,p.63

旧軍参謀本部はフランス軍がはじめたものとしているがどうだろうか。

次に浸透戦術にかんすること

「浸透戦法
水が高きを避け低きに流れるがごとく、攻撃全身に当たっては敵の抵抗の強力なところは力攻するのを避け、ちょっとした間隙をもみつけてどんどん奥へ進むもので、夜間などはその可能性は大きいし、昼間も煙幕などでこれを継続しようとする。」
兵器戦術の世界史,p.299

だるくなったのでこれだけしか引用しないw

現代的な概念から言うと、

「迂回、包囲、突破は、機動方式であり、正面攻撃、背面攻撃、浸透(潜入)は、機動の一要領であると概念づけられるむきもあるが、いずれも、機動であることには変わりない。」
戦術との出逢い,p.126

「浸透は、小部隊ごと分散、潜入して敵の後方地域に集結したる後、攻撃目標を奪取しようとする攻撃である。」
戦術との出逢い,p.131

現代的なものとは突撃隊戦術は少し違うか? ただその後に全正面同時攻撃が載ってるから…いやこれは旧軍的用法か…? 定義の話は難しいなあw

第1次大戦の「浸透戦術」自体、第2次大戦の「電撃戦」のようなものだから、なんというかあいまいな感じが…


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