ミリタリー | 趣味・実用 | 中東戦線 2015.01.31 (土)
前回のあらすじ



1916年8月以降、アリ・イーサン・パシャの第13軍団はハマダーンと周辺地域を占領して停止していた。エンヴェル・パシャとハリル・パシャは首都テヘランへの進撃をしきりに促したが、軍団長は十分な戦力に達していないとして動かなかった。少数の増援がきたものの、疫病と脱走は軍団の戦力をむしばんだ。

1917年初頭、モード将軍ひきいるイギリス軍の攻勢によりメソポタミアのオスマン軍は危機的状況におちいる。ここにおいて、ハリルは第13軍団を呼び戻すことに決めた。2月中旬のことである。

2月22日よりアリ・イーサンはバグダードにむかって撤退を開始。ロシア軍の追撃をしのぎつつ、400キロにわたる道のりを3週間かけて転進。ペルシャはふたたびロシアとイギリスの手におちた。

3月15日までに、第13軍団の先頭はディヤラ川上流に到着した。ロシア軍のメソポタミア襲来を予期して、ハリル・パシャは自身の左側面に軍団を配置するよう計画。4月下旬、第13軍団は軍団司令部、第2師団、第4師団がチグリス上流に集中し、第6師団がディヤラ川上流西岸の前進陣地を占領して英露軍と対峙した。

エンヴェルのペルシャ遠征はまたしても失敗に帰した。
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