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世に名高き川中島合戦の全貌は大略以上述べたとおりである。

戦記中、どこまでが真実で、どれだけが後人の仮作であるか、今ではもはやその篩い別けが困難である。論者色を作し説を立てて曰く、虚言でも真実でもよいではないか、すでに世間によく知られ、かたく信じられていることを、いまさら虚実の詮議だてでもあるまい、吾人はただことの真否の詮索よりも、それによる兵学の研究こそ肝要なのであると。

然り然りまことに然り、さりながらミスミス虚言と知られたことを基礎として研究するんでは、あまりに馬鹿馬鹿しい次第ではないか。而して斯界には、ずいぶんとそんな実例が少なくないのであるから驚かされる。それについては、おもしろい実話があるから巻末に添え加える。ただし川中島の合戦がそうであるか否かは別問題だが、戦の細部の記事には大分後年の策が多いことは間違いない。

林部與吉工兵中佐「川中島合戦」『日本戦史の研究』P232、偕行社(1937年)
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