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ミリタリー | 趣味・実用 | 軍事用語 2011.03.16 (水)
Wikipediaの[戦闘]のノートをふとみているうちに疑問がわいてきたので。会戦と戦闘について。



昭和期の日本陸軍は会戦と戦闘をこう定義している。

会戦:
敵を圧倒殲滅する目的をもって、通常軍以上の大兵団をもって行う戦闘およびこれが前後における行動を総称す。

戦闘:
戦争の目的を達するため採るべき直接手段にして、現に鉄砲を使用し鋒刄を交うるをいう。

『兵語の解説』



一方自衛隊では戦闘をこう定義している。

戦闘(battle、combat):
作戦の個々の場面において、戦闘力を行使する行為及びその状態をいう。

『防衛用語辞典』,p.243

1968年版、陸上幕僚監部『用語集』でも同じなので、ずいぶん昔から変わっていないよう。おそらくこの下位概念として「交戦」があるのではないと思う。



米国防総省の2009年版軍事用語集にはbattleもcombatもenagagementもなし。
David ZabeckiはThe German 1918 Offensivesで簡潔に、

Battle:
A series of related tactical engagements.

としている。



わたしは個々の戦闘が組み合わさって会戦となると理解している。これは『軍事の事典』に影響を受けてのこと。該当項を読み直すとschlacht(battle)を会戦にあてている。そしてP31の表に「現代ドイツ軍の会戦の位置づけ」を紹介している。

戦争(Krieg)

作戦(Operation)、会戦(Schlacht)

複戦闘(Gefecht)

単戦闘(Kampf)



ちょっと考えなおすと、旧軍の会戦の語はガウガメラやザマや関ヶ原のような戦いを想定し、連続的な作戦を想定としていない気がしてきた。ゆえに自衛隊は会戦の語を放棄したのかもしれない(もしくは米軍型の軍隊に変わったため用語も変わったと見るべきか?)。「決戦」ってのは自衛隊にもあるが別次元の話なんだろうか。米軍用語にもdecisive battleはないが、decisive engagementはある。

う~ん、現代戦に関しては戦闘(~の戦い)と交戦のほうがいいかな。



米軍教範の「作戦」ってやつも持っていたほうがいいのかなと思い始めた。

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