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ミリタリー | 趣味・実用 | 戦術 2010.12.26 (日)
A支隊のとりうる案は3つある。

1.K村方向に前進し、師団主力に近く提携して敵の側面を脅威する
2.F村を経て一の橋方向に進出し、敵の右側背を深く脅威する
3.二の橋を渡り秋山右岸地区をC村方向に迂回し、同地付近において敵の退路を遮断せんとする


第1案は敵主力の側面に近く、直接大なる脅威を与え得べるも、本夜はK村付近においておそらく敵歩騎兵の一部に阻止せられ、明払暁にあらざれば効果ある攻撃を実施し得ず。しかるときは敵増加隊また夜を徹して急行し、明日午前中にはF村方面に進出し得べきをもって、攻撃半にしてこれがためさらに支隊の左側背を圧迫せらるるにいたるであろう。また敵主力が本夜退却を企図する場合においても、本案はその効果大なりといい得ない。

第2案はF村付近または同地西南方地区において、敵の一部に阻止せらるべく、これまた敵情地形不明なる状況のもとに夜襲を決行して、敵を駆逐するは容易のことではない。したがって第1案と同様、明払暁以後に攻撃実施となり
この間敵増加隊をその正面に迎うるにいたるであろう。もちろん第1案に比し敵に与うる脅威の効果は大であるが、いまだもっとも有利にわが任務を達成し得る方策とはいえない。ただし敵主力退却の場合においては、第1案に比しはるかに効果ある脅威を与え得べるものである。

第3案はいまただちに二の橋を渡りて迂回するときは、少なくもD村付近までは大なる部隊の抵抗に会することなく急進し得、爾後C村西方において敵の予備隊などより急派せられたる一部隊に衝突し、ついで敵増加隊と衝突するにいたらんも、敵主力唯一の補給線上にある一の橋に対し絶対の脅威を与え、敵が退却すると否とに関せず、もっとも有効なる脅威をその背後に加え得るにいたるであろう。

万一敵主力にして本夜一の橋南方地区に後退して陣地を占領し、この間速に有力なる一部隊をC村方面に急派し、これに増加隊を加えてまず支隊を各個に撃破せんとするか、あるいは敵主力本夜暗に乗じ全力をもって秋山川右岸に退却し、ただちにD村方面に転進して支隊に一撃を加うる等の企図に出づるときは、支隊は一時苦境に立つことなしとしないが、かくのごとき場合においては、わが師団主力また有力なる一部、または主力をもって、直にD村方向に進出し来るべく、むしろ支隊はこの際秋山川右岸に師団進出の拠点を占領し得たるの結果になるであろう。いずれにしてもその脅威の効果は、前二案に比しはるかに大である。原則にいわゆる大局に着眼し、つねに敵に対し手動の地位に立ち動作の自由を獲得するに勉め、とくに敵の意表に出づるの着意きわめて肝要なりという点に鑑みても、第3案はおおむねこの原則を尊奉せる方策といい得ると思う。
(下線は前の持ち主が引いたもの)



その4 原案

午後8時におけるA支隊長の状況判断

判決

支隊は速に秋山川右岸を経てC村方向に進出し敵主力の退路を遮断するを要す

処置の大要

1.歩兵1コ大隊、砲兵1コ中隊を基幹とする前衛をもって、直に二の橋を渡りC村方向に前進せしむ。
ただし砲兵中隊は天明までは本隊砲兵と動向せしむ。
2.爾余の主力は本隊となり、前衛の後方500メートルにありて前進せしむ。
3.とくに歩兵約1コ小隊をして陽動の目的をもってF村方向に前進し、敵を予備隊および増加隊等を同方面に牽制するごとく行動せしむ。
4.歩兵約半小隊を二の橋に残置し、これを守備せしむ。



初歩の初歩のようですが、私にはこれで十分(汗




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