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ドイツ突撃部隊 2009.03.09 (月)
攻撃の準備と実行
ドイツ第13歩兵師団はずっと前からセルニーとその東方付近の守備をしていました。そして師団が近い将来攻撃を実施することが決定されるや、攻撃を担当する諸隊は7月21日戦線守備を撤して戦線後方8ないし9キロの地点で宿営し、第一線の守備は隣接部隊の第11バイエルン師団の若干部隊がこれに代わりました。

師団は宿営地の近くに奪取すべきフランス軍陣地と全く同じ陣地を模造しました。散兵壕と交通壕の深さは30ないし40センチとし、出発点、目標、その他重要な諸点には標旗を立ててこれを標示し、標旗には攻撃部隊に分配した詳図上に書かれた番号と同じ番号を記載します。こうして諸隊はこの模造陣地で演習を繰り返したのでありました。7月22日から25日までは大隊と連隊毎に演習を行い、26日から28日までは師団単位で演習を実行しました。

攻撃を担当する諸隊は7月30日夜にセルニー地区に戻り、最小限の守備兵を第一線に配し主力は近くの掩蔽部内に潜んでいました。そして攻撃開始からわずか数分前になって始めて攻撃のため出発陣地に就きます。したがってこれらの部隊はフランス軍砲撃の害を被っていません。

第一次大戦では、一般に攻撃にあたって攻撃開始時期を早めに諸隊に知らせるのは大きな弊害がありました。なんとなれば攻撃開始前に敵の手に渡ってしまった捕虜、逃亡兵などが攻撃時期を敵に漏らしてしまい、そのためにさんさんたる失敗となることがままあったからです。ゆえに今回の攻撃では、上級指揮官は奇襲的効果を十分に得るため攻撃開始時刻を最後の時機まで部下諸隊に知らせませんでした。なので諸隊は、攻撃が行われることは知っていましたが攻撃の行われる日や時刻に関しては何も知り得ません。下士卒が攻撃開始時刻を知ったのは31日正午、攻撃の1時間ほど前でありました。
なお、1918年8月に行われたアミアンの戦いで連合軍側は、捕虜となった自軍兵士は敵に情報を漏らさないようにと通達を出します。これ以後捕虜となった兵士は氏名と階級名しか言わないようになっていきました。(某日が昇る帝国は?とか突っ込まないで。)

真に猛烈な砲兵準備射撃が行われたのは31日午前午前12時55分から午後1時までのわずか5分間で、砲撃に続いて直ちに歩兵攻撃実施されたのでフランス軍は全く虚をつかれました。つまりフランス軍歩兵、はドイツ軍砲兵の猛射の被害を避けるため洞窟掩蔽部内に批難し始めた瞬間にドイツ軍歩兵はすでにフランス軍陣地内に侵入。フランス軍は頑強な抵抗を試みることなく陣地を失ってしまいました。
このようにしてドイツ軍の攻撃はおおむね計画通りに遂行され、目的を達することができたのでありました。

教訓
以上述べたドイツ第13歩兵師団の攻撃は限定された一小地域の戦闘であり、その結果から見たときわずかに小さな地区を奪取したに過ぎません。しかし攻撃に関するドイツ軍の動作を見るに、用意周到、思慮綿密、教育に計画に真に機微を尽くし、技術の応用に努めておりました。

以下は旧軍参謀本部による教訓であります。

1、歩兵攻撃の直前のとき真に猛烈な砲兵準備射撃はわずかに5分間行われたのみ。したがって防者が砲撃の害を避けるため洞窟掩蔽部内に避難し始めたとき、攻者の歩兵はすでに陣地に到着し、十分に奇襲的効果を奏した。
2、多数の迫撃砲を使用し、これをもって砲兵の根幹とした。
3、各歩兵中隊は攻撃のため臨時に突撃隊を若干編成し、これに進路開通の任務を与えた。
4、攻撃に関する秘密厳守に努めた。このために下士卒が攻撃実行の日と時刻を知ったのは攻撃開始一時間前であり、攻撃部隊が出発陣地に就いたのは攻撃開始に先立つことわずか数分前である。
5、攻撃部隊は戦線後方においてフランス軍陣地に似せたものを作り、数日間攻撃動作を反復演習した。
6、攻撃地帯の諸設備は攻撃に参与せざる部隊に実施させた。
7、攻撃実施間における歩砲協同動作を最も綿密な方法をもって規定した。
8、攻撃を最も迅速猛烈に実施し、短時間で目標に到着することに努めた。
9、攻撃間フランス軍各級指揮官を奇襲し、その指揮を断絶せしむるに努めた。
10、攻撃間、諸隊の連絡を完全にさせるため連絡員を使用するほか、特に火箭、飛行機、無線通信機、伝書鳩などを応用した。
11、攻撃部隊に随伴する機関銃の進路と陣地をあらかじめ綿密に規定しておいた。
12、手榴弾の応用ますます顕著である。
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