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ミリタリー | 趣味・実用 | 図書 2015.09.20 (日)
さいきん、「信長は革新的というより保守的な前時代より受け継いだものが多かった」とか「刀狩で民衆の武器がことごとく回収されたわけではない」とか言われています。が、そんな最近の研究の動向なんか一般人にはわからないよ。論文をいちいち追っていくの骨が折れるよと思うことだと思います。

そんな人向けに信長と秀吉の研究動向について解説書が出ました。




また戦国時代の組織・軍事・社会について最近の研究の動向について解説している書も出ました。



上二つは主テーマがちがう人がお題を書いていますが、本書は主テーマに近い人がお題を書いているのが良いところだと思います。

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ミリタリー | 趣味・実用 | 図書 2015.04.07 (火)
現代の軍事戦略入門: 陸海空からサイバー、核、宇宙まで現代の軍事戦略入門: 陸海空からサイバー、核、宇宙まで
(2015/03/16)
エリノア スローン

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Modern Military Strategy: An IntroductionModern Military Strategy: An Introduction
(2012/03/15)
Elinor C. Sloan

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エリノア・スローン、奥山真司・関根大助(訳)『現代の軍事戦略入門』芙蓉書房出版、2015年。

著者はカナダ軍の将校で、現在は大学の教授。題名そのまま、現代の(アメリカ)軍事戦略入門です。冷戦後のアメリカ軍事思想がどのように展開していっているのか簡便に知ることができる大変良い本です。

言及されなくなって気になっていた「軍事における革命(RMA)」がとっくに放棄されていて「軍事トランスフォーメーション」という語に置き換わっていたり、「効果ベースの作戦」や「迅速かつ決定的な作戦」が知るまえから放棄されていたのは衝撃的でした。

わたしがもっとも興味を寄せている陸上戦でも、
・陸空協同がますます綿密となり、陸上での火力投射を航空部隊がますます肩代わりするようになってきている
・部隊が分散したまま火力集中するのが容易になった

と圧倒的なエアパワーを前提として語っていたり、シーパワーの章でも、中国の台頭を気にしつつも海上から陸上への戦力投射を自明のごとく語ったりしていてまさに※ただしアメリカにかぎるという内容です。

統合とテクノロジーの章では、「テクロノジーの進化にともなって統合化され、情報共有の度もあがるし戦場の霧もよく見えるようになるよ」と邁進したけど(Clausewitz Out, Computer In)、けっきょく現在の戦争様相と適合できず修正をせまられたようです。

つづくゲリラ戦の章で、現代戦争への(アメリカの)対応が語られています。この重要な議論のなかにあるルパート・スミスとクレフェルトは翻訳が出ていますし、イラク戦争後のアメリカ陸軍の対応について論文もあります。

ルパート・スミス 軍事力の効用: 新時代「戦争論」ルパート・スミス 軍事力の効用: 新時代「戦争論」
(2014/03/25)
ルパート スミス

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戦争の変遷戦争の変遷
(2011/09/20)
マーチン・ファン・クレフェルト

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菊地茂雄「「『周辺部の戦争』終結への米陸軍の対応―ポスト・ベトナムとポスト・イラク=アフガニスタン」(PDF形式)、『防衛研究所紀要』第15巻第2号(2013年2月)

サイバー戦、核、スペースパワーについては注目していませんでしたが、これも興味ぶかい内容でした。情報の制限がかかっているようですが

ワイリー『戦略論の原点』のような戦争に関する論考ではなく、戦争に関する議論をまとめたものです。主にアメリカのね。総じて、最近のアメリカ軍事界の動向について興味ある人は買いだと思います。

ミリタリー | 趣味・実用 | 図書 2015.01.16 (金)
・こんぱすろーず『不都合な戦場 戦争をめぐる齟齬と失敗の話』、2014年。

こんぱすろーず氏がブログで掲載していた記事3編を加筆修正、1篇は書き下ろしで、2014年の冬コミで出したものです。英語圏の軍事史の本を読むと、"有用性"だとか"戦闘効率"だとか合理的なモノに目が行きがちですが、戦争はそれ自体不合理なモノに満ちています。本書はそうした誤断や齟齬を紹介している本かなと思います。

5月のコミティアにむけて増刷される予定とのこと。ゆくゆくはDLsiteで販売されるのではないかなと(既刊)。



こんぱすろーず氏自身による紹介。
冬コミのお知らせ
ミリタリー | 趣味・実用 | 図書 2014.10.22 (水)
時空旅人 2014年 11月号 [雑誌]時空旅人 2014年 11月号 [雑誌]
(2014/09/26)
不明

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恥ずかしながらまったくマークしていなかったのですが、とてもよい出来の雑誌だと思います。一冊まるごと第一次世界大戦の特集、というか通史ですね。

・ビジュアルにすぐれている
・堅実な見解
・値段が高くない(1000円以下)
・文字数が多くない(忍耐を要求されない)

以上から、歴史好きな人が第一次大戦の入門書として読むに良いものだと思います。青島戦や特務艦隊派遣も書かれてあるのもいいと思います。ゆいいつ、ペラペラ紙なので本棚に置きにくい点がありますが、これはしょうがないですね。

世界史はスッカリ忘れた、そもそもあんまり知らないという人は、まずマンガ世界の歴史を読んでみるのもいいかもしれません。
ミリタリー | 趣味・実用 | 図書 2014.10.09 (木)
第一次世界大戦第一次世界大戦
(2014/09/26)
マイケル ハワード

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本書は The First World War: A Very Short Introduction の翻訳です。Very Short Introductions に加えられているものの一冊で、<一冊でわかる>シリーズとして他の本の翻訳が出ています。

著者マイケル・ハワードはイギリスの軍事史の大家。原書は120ページ足らずという非常にコンパクトな本です。内容はオーソドックスに、西部戦線を中心として、ところどころで他戦線の様子が挿入される形になっています。

日本はちょっとしか出てきませんが、これがヨーロッパから見た世界大戦なんだと思いました。日本語版ではあらたに、訳者による本書の説明や日本語文献の案内が追加されていますね。

訳注・補足に疑問なしとしない点、原書よりかなり高くなっている点などありますが、木村靖二『第一次世界大戦』とならんで基本書となると思います。

上記二冊のページをめくって「まだ自分には早い」と思われる方には時空旅人 2014年 11月号をおススメします。



第一次世界大戦 (ちくま新書)第一次世界大戦 (ちくま新書)
(2014/07/07)
木村 靖二

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時空旅人 2014年 11月号 [雑誌]時空旅人 2014年 11月号 [雑誌]
(2014/09/26)
不明

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